旧暦の重陽(ちょうよう)にあたる前夜のこと。
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「秋の土用と冬支度」~自然とつながる旧暦の暮らし方~と題する食事会に、ノコク2人で伺いました。
ゲストは、日本の四季に寄り添い、季節感溢れる食と暮らしを提案する料理研究家の植松良枝さん。
場所はあの『里山十帖』です。
http://www.satoyama-jujo.com/

こんにちは、ノコク阿部順子です。そして写真は、佐野美由紀でお伝えしていきます。


皆さんは、旧暦の暦や四季、節句などを意識して暮らしていますか?

食事会の表題にある"土用"とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことを言うんですね。
今はまさに、立冬前の18日間にあたる秋土用。季節の変わり目です。

「旧暦の重陽にあたる」なんて、冒頭でカッコよく述べたのですが、実はこの日まで知らなかった私。
"重陽"とは、陰陽五行に由来した五節句のうちの一つ。端午(五月五日)や、七夕(七月七日)は馴染み深いですけどね。10月28日が旧暦の重陽の節句(九月九日)だったわけです。

そんな説明から始まった食事会。


「食前に ~旧暦の重陽にちなんで~」
菊花白湯
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重陽は菊の節句とも言われ、邪気を払い、長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を飲んで祝うんだそう。
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「白和え」
季節の果物を使って 洋にも和にも
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「里山の秋のかおり」
カリフラワーのポタージュ
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「八寸 ~秋の土用に寄せて~」
白いもの 黄色いもの 粘着質のもの
南瓜 鬱金(うこん) 菊花 落花生 大根 蓮根 零余子(むかご)
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「蒲原の青首鴨のロースト」
松代の完熟山葡萄のソース
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「林檎と甘藷のピュレ」
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「鰤柚香漬」
かきのもと 銀杏 むかご
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「漬け物盛り合わせ ~発酵と保存~」
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「ごちそうごはん2題」
白ごはんときのこめし
水出しにぼし出汁の味噌汁
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「酒粕チーズケーキ 花梨羊羹 くるみ」
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食事を終えて。

この地域の自然から、こんなにも豊かな恵みをいただいているんだということ。
その豊かさは、ほんとうに美しいギフトなんだということ。
自然への尊敬と感謝の気持ちが湧いてきました。
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その気持ちが、旧暦の暦や四季、節句などを意識して生活することに自然と繋がっていきます。
それがまた、日々の食を、暮らしを楽しむことにも繋がっていくのだと感じています。
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日々の暮らしの中にはもう有り余るほどの豊かさがあって、それに気付けるかどうかで、今日という一日一日が変わっていくのでしょうね。
暮らしを見つめ直す、とてもいい機会に恵まれました。

今回ゲストの植松良枝さん、里山十帖のフードクリエイターの北崎さん、桑木野さん。
きっと、食に携わっている方々は、自然とも自然と繋がっていて、こうして人々に気づきを与える料理を提供しているんでしょうね。

非日常の食事会だと思っていたものが、実は日常(日々の暮らしの大切さや愛おしさ)を気付かせてくれるものでした。
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